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●赤旗連発、土曜の様子

 フリー走行3回目、アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルがターン10でマシンを大きく破損させるクラッシュ。師として慕うハースのミック・シューマッハーはすぐさまベッテルのマシン近くに停止し安否を確認。清々しいスポーツマンシップだ。

 この日もっとも試されたのがアストンマーティンのメカニックだ。ランス・ストロールもマシンを損傷させてしまい2台揃ってガレージへ。予選に間に合わせるべく急ピッチで復旧作業が行われることに。

 そして迎えた予選。ストロールはすぐに出走が叶うも、なんとウイリアムズのニコラス・ラティフィと接触。直した直後にまた破損、たまった物ではない。

 ルクレールのタイムに注目が集まったQ3で光る速さを魅せたのがアルピーヌのフェルナンド・アロンソだ。セクター2を全体ベストで通過しポールポジションに手が届きそうだった矢先のマシントラブル。悔やみきれない。

 当のアロンソもこの表情である。

 アロンソのコースアウトで赤旗が提示。この直前にホームストレートを通過していたルクレールはタイムが計測されたが、チームメイトのカルロス・サインツJr.は100m手前でタイムが幻に。最終アタックも外して9番手タイム。「最悪」とはまさにこのこと。

 ルクレールがポールポジションを獲得したが、トップから下位までのタイム差が少ない状況で2番手以下をちぎる驚速タイムを記録。決勝も抜け出せば独走待ったなしか。

 ルクレールのポールを称えるのが3番手タイムを記録したペレス。「全力を尽くしたがルクレールが凄かった」、まさにその一言に尽きる。

 もっともポーパシングを起こし乗りづらいマシンを前進させ続けたメルセデスのルイス・ハミルトン。文句は言わずチームを鼓舞する姿は7度の王者たる所以だ。

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