3分で読むF1ココだけの話：紛争拡大で中止が囁かれているグランプリ

　ロシアによるウクライナ侵攻によって、9月に予定されていたロシアGPが中止となった。その代替えグランプリは、まだ発表されていないが、じつはロシアGPのほかにも、中止になるかもしれないグランプリが今年のカレンダーにはまだある。

　そのひとつが、第8戦アゼルバイジャンGPだ。というのも、アゼルバイジャンが3月下旬にアルメニアとの係争地ナゴルノカラバフに侵入したとヨーロッパのメディアが報じたからだ。

　アゼルバイジャンとアルメニアは2020年にナゴルノカラバフをめぐって軍事衝突を起こし、ロシアが停戦を仲介し、現在はロシアの平和維持部隊が約2000人駐留している。報道が正しければ、ロシアがウクライナに侵攻している隙をつく形でアゼルバイジャンがアルメニアへ侵入したのではないかと考えられる。