投稿日: 2022.05.04 15:14
更新日: 2022.05.04 15:28
更新日: 2022.05.04 15:28
F1技術解説:第4戦(2)新パーツ導入&軽量化でも改善が見られなかったメルセデス
翻訳・まとめ 柴田久仁夫
Kunio Shibata
2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察、印象に残った点などについて解説する。第1回「なぜレッドブルRB18は格段に速かったのか」に続く第2回では、低迷から抜け出せずにいるメルセデスが入れたアップデートを紹介する。
────────────────────────────────
ポーパシングを抑えようと地上高を上げたイモラでのメルセデスW13は、想定したダウンフォースを生み出すことができず、タイヤを暖めるために2周する必要があった。さらに予選ではカルロス・サインツのクラッシュによる赤旗と雨も加わり、ルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルは金曜日の予選はQ2に進むのが精一杯だった。