更新日: 2017.01.10 12:18
破産申請のマノーF1が声明「不本意な旅の終わり」。アジア投資グループとの交渉が土壇場で決裂
マノーF1チームの運営会社ジャスト・レーシング・サービスが破産申請を行ったことを受けて、マノーF1チームのオーナー、スティーブン・フィッツパトリックがコメント。マノーの運命は実際にはブラジルGPでコンストラクターズ選手権10位の座から滑り落ちた時に決まってしまったと述べた。
マノーは6日、チームの運営会社が破産申請を行ったことを発表した。数カ月にわたり、新しい投資者候補との交渉を行ってきた後、ある特定の投資家との契約に近づいていたが、2017年のレース計画に影響しない段階で最終合意に達することができなかったため、破産申請を行うほかなくなったと、チームは説明している。
フィッツパトリックは、アジアの投資コンソーシアムへの売却に関して合意していたが、手続きを完了することができなかったと語った。ブラジルGPでザウバーにランキング10位の座を奪われた後、状況が悪化したと示唆している。
パスカル・ウェーレインが第9戦オーストリアGPで10位を獲得した後、マノーはランキング10位を保持していたが、フェリペ・ナッセが第20戦ブラジルで9位を獲得したため、ザウバーに抜かれ、ランキング11位に落ちてしまった。
「2015年に私がチームを引き継いだ時、課題は明確だった。チームが2016年に10位かそれ以上の実績を出すことが必須だったのだ」とフィッツパトリックは述べた。
「シーズンのほとんどは順調だった。しかしブラジルでの劇的なレースで、10位以上に入るという希望が断たれ、2017年にレースをする力があるかどうか先行きが不透明になった」
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