■政府の支援にも期待
もうひとつ期待することが可能なのは行政からの援助だが、今まで基本的にシルバーストンの救済のために政府から資金が出たことはない。
「公的資金を使うという、切実な議論もなされている。だがF1がリッチなスポーツだと見られていることは承知している」とグラントは語った。
「私も補助金を引き出すのが政治的に可能だとは思わない。しかし、他の形での公的サポートなら実現の余地はあるだろう」
グラントはまた、たとえBRDCが解約条項を発動しても、それが必ずしもイギリスGPの終わりを意味することにはならないだろうと述べた。
「仮に行使するとしても、それがすべての終わりになるとは考えていない。むしろ、さらなる交渉の基盤となるだろう」
「我々は取り返しのつかないことだとは考えていない」