投稿日: 2022.07.19 17:24
更新日: 2022.07.19 17:33
更新日: 2022.07.19 17:33
パドック裏話:サーキットの外でも活躍する“スーパーヒーロー”ベッテル
Chris Medland
Translation:Kenji Mizugaki
F1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。第11戦オーストリアGP編です。
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かつてセバスチャン・ベッテルはレッドブルのヒーローだった。4年連続でドライバーズ選手権を制し、2013年の終わりまで多大な成功を収めた彼は、それから1年後にチームとの関係を円満に解消してフェラーリへと移籍した。ミハエル・シューマッハーと同じ道を歩むという、生涯の夢を実現するためだ。
だが、率直に言って彼の競争力は下り坂に入っており、それに伴って彼の生き方も少し変わってきた。グランプリドライバーとしての人気に陰りが見えてきたわけではない。ただ、レースでのドライビングよりも環境問題や慈善事業など、サーキット以外の場での活動が注目されるようになってきたのだ。
オーストリアGPの週末に「レッドブルテン」のトップを飾った漫画は、そうしたセバスチャンの姿をうまくとらえていた。軽妙洒脱な記事で知られるこの小冊子は、レッドブルがグランプリの週末に毎日発行しているものだ。