投稿日: 2022.07.20 20:22
【松田次生のF1目線】イギリスGPは「久々の“ザ・レース”」。ハミルトン復活も依然残るメルセデスの課題
Tsugio Matsuda
フォーミュラ・ニッポンの元チャンピオンで、2022年シーズンはMOTUL AUTECH ZでスーパーGT GT500クラスを戦い、全日本スーパーフォーミュラ選手権ではチーム監督としてKCMGを率いる松田次生が、F1について語る連載企画『松田次生のF1目線』。今回は第10戦イギリスGP、第11戦オーストリアGPを振り返ります。
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この2戦はフェラーリのアップデートがうまくいっている印象です。逆にレッドブルは、失速したほどではありませんが、ツキがなかったりデグラデーションが大きかったりで、流れはよくなかったですね。
イギリスGPではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が角田裕毅(アルファタウリ)選手のパーツを踏んで、かなりのオーバーステアに苦しんだようです。おそらく、ディフューザーの前部あたりにパーツが引っかかって、ダウンフォースが激減したのだと思います。