2015年からホンダのパワーユニットを搭載するマクラーレンは、2014年5月にマシンコンセプトをゼロから見直すことを決めた。その後、その方向性にこだわり続け、現在ピーター・プロドロモウが率いるグループが時間をかけて開発を進めてきた。
それ以前のチームは、シーズンごとに特効薬のような解決策を探す傾向があったが、それが予測がつかないパフォーマンスにつながることも多かった。
「皆、これが進むべき方向だと同意し、理解している」とブーリエ。
「我々の持っている戦略を技術的に実現しようということになった時、この決断を下した」
「以前はコンセプトがなかったから、ゼロからスタートし、そこから展開していかなければならなかった」
「我々はマシンのコンセプト、未成熟だった新しいパワーユニットを変更した。さらに、マクラーレンの作業の仕方に関しても、チーム内のたくさんのことを変更した」
「こうしたことはどれも時間がかかる。だが今、うまく行きつつあると感じている。ただ忍耐強くならなければいけないね」