王者メルセデスは2018年に向けて選択肢をオープンにしておくことを望んだため、ボッタスは1年契約プラス延長のオプション付きという条件で加入した。それによって彼は短期間で結果を出さなければならず、「非常に難しい状況にある」と、同郷の元F1ドライバー、ミカ・サロは発言している。
ボッタスは、3年にわたってウイリアムズのテストドライバーを務めた後、レースドライバーへの昇格を果たした。ウイリアムズF1チーム副代表のクレア・ウイリアムズは、ボッタスがハミルトンという強力なチームメイトのそばでどのように成長するのかを見守っていきたいと語った。
「昔からバルテリは、将来F1でワールドチャンピオンになるだろうと目されてきたドライバーです」とクレアは最近ドイツで開催されたSPOBISサミットで語った。
「彼がどのようにやっていくか見るのが楽しみですね」
「もし新規則が序列を一変することになったら、メルセデスが優位なポジションにとどまることができるかどうか分かりません」
「ですが、おそらく彼らはとどまるでしょう。間違いなく上位で戦うと思います」
「私たちは、バルテリがF1にかかわるようになって以来ずっと、彼の才能を育んできました」
「彼はウイリアムズからこのスポーツに加わったのです。私たちは彼が才能を発揮できるようなマシンを与えたいと、常に思っていました」
「ですから、彼がようやく上位で戦えるマシンを手にしたことが、とてもうれしいです」