Alex Garcia / Translation: AKARAG

 F1第4戦アゼルバイジャンGPはスプリントのグランプリが新フォーマットで開催された。金曜日に予選(決勝レースのグリッドを決める)を行い、土曜日の午前にスプリント・シュートアウト(スプリントでの予選を決定)、そして午後にはショートレースであるスプリントを実施。そして日曜日に通常の決勝レースを行った。いつもとは違うフォーマットはどのような評価だったのだろうか。スペイン在住のフリーライター、アレックス・ガルシアがスプリントフォーマットについて語る。
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 アゼルバイジャンGPを見終わって、がっかりした気持ちでテレビを消した人は手を挙げてほしい。私ひとりではなかったと思うのだが……。こういうことも時にはあるものだ。もちろんF1は素晴らしいし、素晴らしいレースも頻繁に行われる。そしてレースがそれほど良くない時でも、他に考えるべき興味深いことがしばしば起きるものだ。そういう意味では、バクー・ストリートサーキットはその独特な特性によってほぼ毎年面白いレースが行われている。では、なぜ今回私はがっかりしているのだろう?

 バーレーン、サウジアラビア、オーストラリアでは“通常”の3回のレースウイークがあったが、その後のアゼルバイジャンは2023年シーズン最初の“スプリントウイークエンド”だった。それに加えてフォーマットが新しくなり、各レースに向けた2回の予選セッションがあった。遠回しな言い方をするつもりはないのではっきり言うが、金曜日の予選の方がよかった!

 これは個人的な意見かもしれないが、現在のF1予選システムは、最高のもののひとつだと感じている。本当に素晴らしいものだと心から思っているので、使うべきタイヤを指定し各セッション時間を変更することは過ちだと思う。

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