マッサは、新車のウイリアムズFW40のドライビングを楽しんだと語る一方で、やはりレースの面白さに関しては懸念を示した。
「ドライビングという観点から言えば、ドライバーにとっては、以前よりはるかに楽しいクルマになった。ただ、ショーとしての面については、どうだろうね。僕にはオーバーテイクが減るのは間違いないように思える」
「別のクルマの背後を走ったとき、失われるダウンフォースが昨年より大きい感じがする。それにクルマ自体も大柄になっているしね。まあ、いずれ明らかになることだけど、僕はオーバーテイクは難しくなると思うよ」
また、ダニエル・リカルドは、2017年のクルマのパフォーマンスは、まだ彼をエキサイトさせるほどではないと述べた。いくつかの理由から、新ルールの狙いが完全には生かされていないのだという。

ワイドタイヤと空力の改善によるスピードアップに驚かされたかとの質問に、リカルドはしばらく考えた後、次のように答えた。
「今のところはまだだね。でも、今年のクルマがこれからもっと速くなるのは間違いないと思う。今日は気温が低い。実際、まだ全然路面温度が低すぎる感じで、タイヤの温度が最適なレベルまで上がっていない」