●気持ち新たにカナダGPへ
前戦スペインGPで不可解な判定により入賞を逃す形となったアルファタウリの角田裕毅。レース後はうなだれてしまうなど相当なショックがあったことは想像に容易い。しかしそこはアスリートで、セッション直前はこうして明るく心機一転。今回こそはポイントを取りに行く。
●前代未聞の出来事
FP1、開始早々にアルピーヌのピエール・ガスリーがトラブルでマシンを止めてしまいセッションは赤旗中断。マシンの回収が終われば走行再開と思いきや、なんとCCTVのトラブルで結局セッションは再開されないという前代未聞の出来事に。スポンサーへの説明が思いやられる。
ディレイ中、ウイリアムズのローガン・サージェントは意外とリラックスモードで、スタッフとマルバツゲームで暇つぶし。
幸か不幸か、このおかげでアルファロメオのバルテリ・ボッタスが久しぶりにタイムボードの頂点に立った。
●満を辞したFP2も
FP1が使い物にならなくなってしまったことで、FP2への意気込みは相当なものだったはず。しかし不運にもハースのニコ・ヒュルケンベルグはエンジンブローに見舞われてしまう。FP3のみでクルマを仕上げることになってしまった。
90分に延長されたFP2終盤は滝のような雨に。川の中にコースがあるのではないかというほどヘビーウエットのコンディションに「アヒルには最高な天気だね」とボッタス。決勝レースは晴天になることを祈りたい。