Jun Imamiya

 昨年最初のテストでフェラーリは3日間トップに立ち、楽観した首脳陣が強気発言。今年はどこか違い、メディア対応も控え気味に黙々と進めていった。キミ・ライコネンが2日目、4日目にトップ、セバスチャン・ベッテルも3日目に総合2位相当の1分19秒952をソフトでマーク(ボッタスは2ランク柔らかいウルトラソフトだ)。

 参考までにソフトでのベストタイムを比較するとベッテルが最速で、以下ボッタス1分20秒107、ライコネン1分20秒872、ダニエル・リカルド1分21秒153、ジョリオン・パーマー1分21秒369、マックス・フェルスタッペン1分21秒769。それぞれ条件が違い、ベッテルは午後3時半ごろに比較的暖かいコンディションで出し切っている。

 燃料量は不明だがSF70Hは高速3コーナーできれいなラインを描き、ふたりとも(特にライコネン)クリッピングポイントにスムーズにつけられる。

フェラーリが好調ぶりをアピール
フェラーリが好調ぶりをアピール

 これはかなりの改善だ。昨年の“17年試作タイヤ・テスト”にレギュラー勢で長時間走行したのは彼らだけ、それもプラスか。シャシー空力効率の向上も明らか、そうなると17年PUがフェラーリ復活のキーポイントに。

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