メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウォルフは、F1第10戦オーストリアGPでチームの無線に割って入ったが、これは滅多に行わないことで、苦戦するルイス・ハミルトンがいら立ちを口にするなか事態を落ち着かせようとしたものだった。
ハミルトンとチームメイトのジョージ・ラッセルは、予選の段階で順位に多少の開きがあった。ハミルトンは5番グリッド、ラッセルは11番グリッドからのスタートとなった。ラッセルは71周のレースを走るなかでチームメイトに追いつき、最後はハミルトンが7番手、ラッセルは8番手でチェッカーフラッグを受けた。