マクラーレンが4日間で走った合計距離は、メルセデスやフェラーリの半分以下であり、10チーム中9位にとどまった。
あと4日間のテストではチームが計画していた作業すべてをやり終えることはできないと、ブーリエは認めた。
「失った時間を取り戻す方法はない。知りたいことのリスト項目の優先順位をつけ直し、本格的な作業に入る必要がある」とブーリエ。
「残念だが、シーズン序盤は、(グランプリ中の)金曜を、ここでやるはずだった作業のテストに当てることになるだろう」
「失った時間を取り戻すことは不可能なのだ。時間をロスしたら、埋め合わせることはできない」
一方、ブーリエは、マクラーレンのシャシーに限ればパフォーマンス上の目標をほぼ達成したと主張、今年チームが成功できるかどうかはホンダの状況にかかっていると示唆した。
2017年シーズンに向けた目標について聞かれたブーリエは「どういう面での目標かによる。我々マクラーレンが設定した(パフォーマンス上の)目標については、ほとんどすべて達成した」と答えた。
「ただ、コース上での目標は違う。今週のテストから見て、ホンダが少し状況を立て直すのを待つ必要がある」