アルファタウリにとっても角田裕毅にとっても、F1第13戦ベルギーGPはまさしく2023年シーズン前半戦の集大成と言えるレースだった。
予選で11番グリッドを獲得し、決勝で10位フィニッシュ。ドライバーとしてもチームとしても、これ以上はないという完璧なレースだと言えた。
そもそも、アルファタウリAT04にとってスパ・フランコルシャンは得意なサーキットではなかったはずだ。ほぼすべてが全開区間のセクター1およびセクター3と、中高速コーナーの連続するセクター2が共存する。つまり大苦戦を強いられたイギリスGPと同じように空力効率が求められるサーキットだ。
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