F1ジャーナリストがお届けするF1の裏話。第13戦ベルギーGP編です。
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今季、レッドブルはコース上ではまさに向かうところ敵なしといったところだ。ただ、ベルギーの週末には、ライバルチームのひとつがコースではなくパドックで、きわめて厄介な相手として立ちはだかった。
フェラーリは2022年の大半を通じて、レッドブルに最も近い位置にいる挑戦者だった。特にシーズン序盤にはマシンもレッドブルより速く、開幕からの3戦で2勝をあげることができた。ところが、いまやスクーデリアはコンストラクターズ選手権の3番手を争うのが精一杯で、トップからは大きく水を開けられている。
しかし、だからといってフェラーリの人気に陰りが見えるわけではない。実際、F1そのものを象徴する存在とも言えるこのチームは、世界中のどこへ行っても数多くのファンの声援を集めているし、もちろんスパ・フランコルシャンも例外ではなかった。
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