ジョリオン・パーマーは第1回合同テストでのルノーの結果を「嬉しい驚き」だと表現したが、ヒュルケンベルグは第2回合同テストの終わりに「それほど満足ではない」と語った。チームの新型パワーユニットが抱えるダイナモの問題は実際にコースを走行すると顕著なり、信頼性に注目が集まっていた。
このトラブルによって、ルノー製パワーユニットを使用する3チームすべてが走行時間をロスしている。ヒュルケンベルグも例外ではなく、彼が担当する予定だった午後の走行枠は、パーマーに割り当てられることに。金曜日の午前中に5位のタイムを記録したヒュルケンベルグは、こう語る。
「今週はいくつかの疑問点が浮かび上がった。今日はその一部をなんとか明らかにしたよ。今ではよりマシンを理解できているし、パフォーマンも良くなっている。生産的な1日だったね」
「僕たちには、まだ速くなれるポテンシャルがある。そしてマシンに対してやらなければならない仕事が、まだたくさんある。でもシーズンは長いから改善できることを願っているよ」
「期待どおりだったとは思っていない。オフシーズンテストの期間中、想定外の要素をいくつか発見した。これがありのままの様子だ。改善するために懸命に取り組み、正しい方向に進んでいかなければならない」
「信頼性の問題が出て時間が足りなくなってしまったので、セットアップのテストがもう少しできればよかった。やりたかっことが、全部できたわけではないんだ」