前戦シンガポールGPで、今シーズン初めて黒星がついたレッドブル・ホンダRBPT。優勝できなかっただけでなく、予選で2018年ロシアGP以来となる、2台そろってのQ2落ちとなったため、一部のメディアは、シンガポールGPから国際自動車連盟(FIA)が導入した技術指令(TD)が失速した原因ではないかと疑った。
ひとつはTD18で、ノーズを中心に回転しながら可動する巧妙なフレキシブルなウイングの規則を強化するもので、もうひとつは、ポーパシングを抑制させるために2022年のカナダGPで投入されたTD39の改訂版で、スキッドブロックの周辺のフロアの柔軟性を利用したトリックを禁止するものだ。