更新日: 2023.09.23 17:08
「まだ信じられない」マクラーレンF1リザーブ就任の平川亮が鈴鹿を訪問。ともに現地入りしたモリゾウも応援
平川が鈴鹿サーキットを訪問するのに同行するかたちでやって来たのがモリゾウだ。自身はドライバーとしてスーパー耐久シリーズで水素エンジンのカローラをドライブするほか、現在のTGRドライバーの活躍を力強く支えている存在でもある。
今回の決定についてモリゾウは“ドライバー個人の想い”を尊重したと語る。
「やはりドライバー個人の想いとなると『世界一速いクルマに乗りたい』『世界一速いドライバーと言われたい』という夢があることは確かです。その実現が『トヨタドライバーではできないのか?』という気持ちが、トヨタの育成ドライバーにはあったと思います」
「私も他のドライバーと話していくなか、そういったことをハッキリと言う人はいませんが、そんな“わだかまり”のようなものがあったと思います。それで少し心を痛めていたときに、マクラーレンさんがこういったありがたい話を言っていただたました。それがきっかけでした」とモリゾウ。
「トヨタの育成ですけど、平川というドライバーを見てもらい、ル・マン24時間の勝者であるなど、いろいろな評価をしていただいてリザーブドライバーに選んでいただきました。このチャンスを活かさない手はないですし、そういったクルマに乗りたいという意思も明確でしたので『それだったら後押しをしよう』となりました。今日は“モリゾウ”として来ましたし、なによりマクラーレンさんへの感謝と、平川というドライバーは良いスタートポイントになりますので、チームとドライバーに焦点を当てていただきたいです」と、あくまで平川個人を応援するという目的が大きいようだ。
さらにモリゾウは、平川のリザーブドライバー就任によって、彼の後輩にあたるTGRドライバーの活躍にも期待している様子。「多分、彼の背中を見て、トヨタドライバーも『こういった道もあるんだ』ということで、より切磋琢磨する、彼自身もより高いところに上り詰める。そういった部分をモリゾウとしては応援したいなと思っています」と語った。