木曜日から気温30度超えの、ホットなシンガポールGPの現地情報をムッシュ柴田がお届け。エステバン・オコンのお誕生日会には、メルセデスとルノーの首脳2人が駆けつけて……
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シンガポールに着いて2日目に、突然パソコンが前触れもなく壊れてしまうというハプニングに見舞われまして・・。このブログの公開が遅くなってしまったことを、お詫び申し上げます。
で、そんなトラブルが来ることなど、知る由もなかった木曜日。昼過ぎのマリーナベイ市街地サーキットは、かんかん照りでした。 でも早々に働いているチームスタッフは、炎天下でも元気いっぱい。
車検も、暑そう〜。でもそれよりもっと大変そうだったのは、 予行演習に励むグリッドガールの皆さんでした。
シンガポールGPはシンガポール航空が冠スポンサーで、なのでグリッドガールは、現役CAなのですよ。近寄って写真を撮ってたら、「日本の方ですか?」と、日本語で声をかけられて、ビックリ。偶然にも、この中で二人だけの日本人CAである福原さん(向かって右)と岸さんに、最初に遭遇したのでした。本番は夜8時なので、もうちょっと涼しくなってるといいですね。
そしてあっという間に日が沈み、夜11時過ぎにコースに走りに行くと、ベッテルくんがエンジニアを引き連れてコースの下見中でした。
ここはフェラーリが、メルセデスに互角に対抗できそうなサーキットですからね。さぞ気合いも、入ってることでしょう。
フォースインディアの松崎エンジニアも、例によって謎の作業中です。
ここと見定めたコーナーの鋪装上に、四角い箱を置いて何やら延々と計測するのです。鋪装密度?表面の粗さ?詳細はまったく教えてくれませんが、この地道な作業がマシン開発資金に事欠くフォースインディアでも、しっかり戦えてる要因のひとつであることは間違いありません。
そして初日金曜日を迎えました。
ハミルトンがこんな明るい色遣いのバミューダを着用するのは、珍しいかも。心境の変化でしょうか。あっという間にファンに取り巻かれてましたが、にこやかにサインに応じてました。
一方、こちらのころっとした青年。誰なのか、すぐに当てられる人は、よほどのF1フリークでしょう。
ハンガリー初のF1ドライバー、ゾルト・バウムガルトナー選手です。「引退後は、何してるの?」と訊いたら、何とハンガリー名産マンガリッツァ豚を、世界中に輸出してる事業を始めたんだそうな!だから、こういう体型に・・?でもガリガリの人が売るよりは、ずっと美味しそうだと思います(笑)。
この日はニコ・ロズベルグの200戦記念セレモニーも行われたんですが、パソコンが壊れたゴタゴタでついうっかり行きそびれてしまいました。
でもその代わりと言うか、エステバン・オコン選手の誕生パーティには出かけて来ました。まだ、20歳になったばかりなんですね〜。
寿司とか焼き鳥が並ぶ、意外に和テイストのテーブル。エステバンが、和食好きなのかな。
トト・ウォルフまでお祝いに駆けつけたのには、ちょっとビックリでした。「ルノーに育ててもらったとはいえ、一応今の契約はメルセデスなんだぞ」と、言いながら乱入した(?)。 まるでルノー幹部たちと、エステバンを取り合ってるように見えます(笑)。それだけ才能を買われている、フランス人ドライバーということなんでしょう。日本人としては、羨ましい・・・。
その後トトは、ルノーのバスール代表とヒソヒソ話(といっても、周りは僕も含め、取材陣が取り巻いてたのですが)。「来年、エステバン、走らせるのか?」「そのつもりなんだけどねえ」とかなんとか、話してたんでしょうか。