レース中にドローン事件発生&ロボレースカーの中に人間が/フォーミュラE香港現地ルポ3回目
国内モータスポーツメディアのごく一部では、メカ&ハコ車&スポーツカーマニアの“ヘンタイ”カメラマンとして知られる鈴木紳平がなんと、本人に似合わないフォーミュラE香港に登場。しかも、予想を覆すアクセスの多さで、編集部一同驚き。
そんな調子に乗りに乗った紳平カメラマンの、可夢偉選手中心の現地ルポ3回目をお届けします。本人がどう言おうと、軽く受け流してもらって結構ですので、とにかく寛大なお気持ちで、ごゆるりとご鑑賞下さい。
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さぁ、フォーミュラE香港ブログも3回目でございます。みなさまのおかげでブログへのアクセスも好調なようです。有難うございます。
調子に乗って土曜日の模様をお届けしましょう。
水曜日から取材をはじめたフォーミュラE香港。やっと走行が始まりました。フォーミュラE香港ではこんな場所を走ります。ここは長いストレート(2コーナー)を右に曲がった後のシケイン進入(3コーナー)です。
フリープラクティスが終了するとロボレースの車両が走り始めます。一応、ドライバーが乗ってはいますが、ハンドルから手は離しているようです。外から分からないのが残念です。でも、これに乗らされるドライバーは嫌でしょうね。
そのロボレース車両のデモランですが、コースサイドには緊急停止ボタンが設置されています。もし奴が狂い始めて暴走しだしたらボタンを押すと電源がシャットダウンされる仕組みのようです。
レース1、予選です。ピットにいると何のアナウンスもないため何が何だかかわかりませんが、ポールポジションはテチータのジャン・エリック・ベルニュさん。アタックラップのフィニッシュライン上でスピンしながらチェッカーを受けポールを決めました。ピットに戻ると「これが俺のスタイルだぜ!」と叫びます(最終コーナー立ち上がりにあるフィニッシュラインをリヤを滑らせながら駆け抜け、通過後にスピンストップ)。
そのテチータのピットには映画『007 ダイ・アナザー・デイ』に出演していたリック・ユーンさんが。身長は思ったほど大きくありませんでしたが、目力が半端なかったです。「まずは、このカメラからいこう」と現場を仕切りハリウッド魂を見せてくれます。
さぁ、そろそろ決勝です。まずドライバーパレードが行われました。トラックに乗ってコースを1周しますが、このトラックも電気で走ります。
しかーし! カメラマンたちの必死の叫びもむなしく誰も手を振ってくれません。やる気あるんでしょうか?
その1コーナーの撮影場所は、こんな有様です。わずかな隙間にカメラマンたちが群がります。カメラマンスタンドぐらい設置しろよ! と言いたくなります。
そんな1コーナで事件が発生です。誰かが飛ばしていたドローンがカメラマンの背後に落下です。職業柄からか、全員写真を撮り始めます。