今週末はF1第2戦中国GP、開幕戦のフェラーリの強さは本物か気になってしまいますが、残念ながら金曜日は悪天候のためほとんど走行できず……退屈そうなドライバーたちの様子をムッシュ柴田氏が迫ります。
───────────────
今週末の上海は、「寒くて、じめじめと天気悪い」という予報でした。

その予報、今のところ全然外れてません。木曜も金曜も、メディアセンターのある最終コーナー側のタワーから見下ろす風景は、ぼ~っと霞んだまま。1コーナーは、ほとんど見えません。PM2.5も、少しは悪さしてるのかもしれませんが。そのためFP1は2回の赤旗中断をはさんで、走ったのはほんの15分間ほど。FP2はさらにコンディションが悪化して、結局1周も走れないまま終わってしまいました。
やることのないドライバーたちは当然退屈そうで、
メルセデスに少しでも早く溶け込みたいボッタスは、トトのそばを離れないし(笑)、
フェルスタッペンはセッション後のTV囲みを早めに受けてました。そんな中、異彩を放ってたのがキミ・ライコネンです。
他の19人のドライバーが全員外でふらふらしてる中、彼だけはコクピットにじ~っと坐ってセッション再開を待ってました。どうしてなんだろうと熱田カメラマンに尋ねると、「それこそが、まさにキミなんですよ。こういう状況では、いつもそうやって集中してるんです」とのこと。でもバイザー越しによく見ると、どうやら寝てるみたいだよ……。
一方、われらがアロンソ様は何をしてたかというと、とにかく落ち着きがなかったですね~。
まずは愛車の前に立って、しばらくじ~っと観察。新しい空力パッケージの品定めでしょうか。