福住仁嶺、名車ホンダRA300に乗って大興奮@F1イタリアGP 現地情報2回目
今年のイタリアGPは、けっこう天気に翻弄されました。ご存知のように土曜日は夕方まで土砂降り。
F1の予選は2時間半延期され、そのあおりでGP3は予選とレース2が中止になってしまいました。
そして翌日曜日は、雲ひとつない快晴。とても同じ場所とは思えません。ちなみに荒れ模様だったのは天気だけではなく……
数カ月前から関係が悪化するばかりだったマクラーレンとホンダですが、モンツァではついに離婚秒読みの事態になってしまいました。「来季はマクラーレン・ルノー?」「ホンダは最悪の場合、F1から撤退?」などなどの憶測が飛び交う中でのマクラーレン定例会見には、多くの記者が詰めかけました。
でもホンダの長谷川さんは努めてリラックスした雰囲気で、笑顔を絶やさずに微妙な質問をさばいてました。コース上では相変わらずホンダ製パワーユニットに不具合が出まくるし、並みの心労ではないと思うのですが、長谷川さん、凄いです。
来季のF1ステップアップを賭けて苦しい戦いを続けている松下信治選手も、この日は踏ん張りました。夕方に始まったF1レース1は、完全ウエット路面から少しずつ乾いて行く、かなり難しいコンディション。
ポールスタートの松下選手でしたが、序盤に次々に抜かれて5番手まで後退する苦しい展開。でも「サバイバルレースになるから、生き残れば必ず上位入賞できる」と、我慢の走りを続けたと言ってました。その言葉通りチェッカー2周前からの大波乱で優勝候補が次々に姿を消し、3位表彰台。さらにレース後には、優勝したギオットに5秒ペナルティが科され、2位に繰り上がったのでした。
一方、日曜朝の1レースのみになったGP3も、福住仁嶺選手のポールスタートでかなり期待が高まったのですが、何とセンサートラブルでグリッドにも付けず。1mも走れずに、リタイアとなってしまいました。