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2017.04.13

MotoGP現地トピックス:アルゼンチンで足元をすくわれたマルク・マルケス


モタスポブログ | MotoGP現地トピックス:アルゼンチンで足元をすくわれたマルク・マルケス

雑感5

 年々、観客数が増加のアルゼンチンGP。今年は初めて6万人を超えて3日間で16万人越えを達成。つまり、3日間ともにほぼ同じ観客がサーキットに押し寄せていることになる。

 パドックの人口密度も年々高くなっている。まさに、レースウイークは、アルゼンチンと近隣諸国のレースファンにとってはお祭りでもある。

 そして、バレンティーノ・ロッシの人気は抜群。とにかく、ロッシ、ロッシ、ロッシ……。表彰台に立ったら、もう大騒ぎである。

MotoGP現地トピックス:アルゼンチンで足元をすくわれたマルク・マルケス

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MotoGP現地トピックス:アルゼンチンで足元をすくわれたマルク・マルケス

 雨に苦しんだカタールGPだったが、第2戦アルゼンチンGPも雨に悩まされたグランプリだった。

 開幕前日には、アルゼンチンでは、これまで経験したことがない激しい雨。テルマス・デ・リオ・オンドの街は、サーキットに隣接するダム湖が満水になり、その放流の影響で水没する地域も。そして、ダムの豪快な放流を多くの人が見学に訪れていた。

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 サーキットにも影響はあり、コースのインとアウトをつなぐトンネルの水が引かず、歩行不能。レースウイークはシャトルバスでなんとか行ったり来たり。不便このうえなしのグランプリだった。

MotoGP現地トピックス:アルゼンチンで足元をすくわれたマルク・マルケス

 Moto3クラス3年目の鈴木竜生は、今年、12年のマレーシアGPで亡くなったマルコ・シモンチェリの父パオロさんが興した「SICレーシング・チーム」から参戦。

 予選9位。決勝8位とともに自己ベストを更新した。グランプリ初参戦のチームとしても大喜び。パオロさんに「もっともっと速く走れる」とこれからを期待されていた。

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遠藤智

1957年生まれ 北海道厚岸町出身。小学生の頃は野球少年。中学では柔道、高校時代は吉田拓郎に憧れ、バイクの魅力にもとりつかれる。19歳で上京。平忠彦のメカニックを経験、自身では鈴鹿4耐で優勝、8耐では最高位12位。マン島TT、マカオGPなど海外のレースの経験も豊富。その後、角川書店が発行していたバイク総合誌「ウイリー」でライター兼ライダーとして活躍。1990年からは2輪の世界グランプリを中心に海外レースの取材を開始する。日本スポーツプレス協会(AJPS)会員、国際スポーツ記者協会(AIPS)会員、日本レース写真家協会(JRPA)会員。


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