スタートの2コーナー、誰もが勝負と思って1台でも抜きたい! と思っている瞬間です。そして、クビアト選手はベッテル選手に追突してますね。
このあと、次の3コーナーでも2回目の追突をしてしまいました。モニターで見ると全開で行く、このコーナーでクビアト選手のコメントにもあるように、ベッテル選手の加速が鈍ったように見えます。アクセルを抜いたのか、抜かざるを得なかったのか。どっちなんだろう?
しかし天気が良くて、スタートの撮影場所を、ここにしてよかった。
直後に止まってしまったグティエレス選手。エンジンがかかっていて、そのままピットまで戻りました。スタートを無事に抜けるか抜けないか、運もありますけれど、そのあたりがドライバーの腕の見せどころでもあるわけでして……
新生ルノーF1チームに初ポイントをもたらしたマグヌッセン選手。さすがって感じ。7位で6ポイント獲得。素晴らしい!
われらがニッポン・チーム! いや〜〜〜素晴らしい!!!
長谷川さんのところが、アロンソ選手が6位、バトン選手が10位で9ポイント獲得。小松さんのところが、8位で4ポイント獲得!
ふたりの笑顔が見れて本当に幸せな気分になりました。
グロージャン選手のもう少しの頑張りとピットストップのミスがなければ、ひょっとしたらアロンソ選手とも戦えたかもしれないというレースだったらしいですけれど……今後のハース対マクラーレンの勝負に、僕は注目していきたいと思います。
ちなみに長谷川さんと小松さんは、BAR時代に一緒に働いていた旧知の仲です。
4連勝だもん。昨年から見ると7連勝! すっごいね。
ハミルトン選手の憮然とした表情もよかった!
ロズベルグ選手が降りてくるのを待っているアロンソ選手が、いいです。
プーチンさんからトロフィーをもらいます。
毎年思いますけれど、プーチンさんが姿を見せたときのお客さんの盛り上がりがすごい。人気があるわけですけれど、日本じゃ考えられないものね……安倍さんが出てきてもね……まあ、来ないけどね……。
あ、あとね。ロシアって、みなさん、どんなイメージがありますか? ハリウッド映画ではロシアっていつも悪者で、暗くて、怖いってイメージなんで、なんとなくアメリカ寄りの日本としては北方領土問題とかもあるし、ちょっと近寄りがたい感じを持っている人が多いと思います。僕もそうでした。
でも、今回で3回目のロシアですけれど、空港とか多少お堅い感じが残る部分ありますけれど、モスクワの街中の雰囲気や人々の表情、ソチのホテルでのロシアの人たちの雰囲気、プレスルームのスタッフのフレンドリーな感じなどで、個人的にはアメリカよりゴハンも美味しいし、街ゆく女の子もカワイイ子が多くて、来る前とは全然違って好印象に変わりました。まあ、レースとはまったく関係ないけど、そう思います。
アイルトン・セナさんの22回目の命日。
僕のフェイスブックのタイムラインにはセナさんの写真がたくさんアップされてました。この写真は、1994年5月1日のサンマリノGPのポールポジションのグリッドで撮影した写真です。いま思い返してみても、あのグランプリのどんよりとした雰囲気は普通ではなかった。
マシンも、サーキットも、どんどん安全になっています。
ファンの憧れであり、魅力的で綺麗で力強いF1。
そうありますように。
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熱田護(あつた・まもる)1963年生まれ。三重県鈴鹿市出身。東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。2輪世界GPを転戦し、1991年よりフリーランスとしてF1をはじめとするモータースポーツや市販車の撮影を行う。2016年もF1全戦をカバーする予定。WEB:Mamoru Atsuta Photography