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2017.06.16

ピットレーンからいろいろ拾ってみました。【2017ル・マン24時間現地情報4】


モタスポブログ | ピットレーンからいろいろ拾ってみました。【2017ル・マン24時間現地情報4】

 皆さまボンソワール。走行開始の15日から、1日16時間労働を強いられているオートスポーツweb編集部付きなんでも屋、ヒラノでございます。こんなタフなイベント、ほんとなかなかないっすわ。というわけで、時間の感覚が狂ってきたところでル・マン24時間現地情報の続きをどうぞ。

ピットレーンからいろいろ拾ってみました。【2017ル・マン24時間現地情報4】

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 走行1日目から2日目にかけて、ピットレーンをウロウロして気になったのは、今季レギュレーションが変わったLMP2。今のところ見ていると圧倒的にオレカ優勢なカンジですが、今回はダラーラ、ライリーというちょいレアマシンが見られるのが嬉しいところ。ウェザーテックカラーのマシンはライリーですが、いわゆる『グランドキャニオン』の処理はなかなかおもしろいです。

ピットレーンからいろいろ拾ってみました。【2017ル・マン24時間現地情報4】

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 ダラーラのフロントカウルはヘッドライト周辺の処理が2種類ありましたねぇ。下がかなり凹んでいるものと、それほどではないもの。リジェの処理なんかと比べるのも楽しいです。ちなみにオレカは昔からカナードが大きくて、“彫刻ナイフ”なんて呼ぶ人もいますが、その伝統は健在です。

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 なんとな〜くピットレーンを歩いていて勝手に始めてみました。『LMP1&LM-GTEプロ・ピットめぐり』。やはりメーカーワークスだけに、ピットはそのメーカーのステータスやメッセージを表すものにするべきだというのが私の持論。プライベーターには関係ないので、LMP1、GTEプロのチームだけに絞ってみてみました。

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 LMP1はこちらの2メーカー。ポルシェ、トヨタとも基本的には昨年からの継続といった雰囲気。ポルシェはぜったい床になにか仕込んでる気がします。

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 LM-GTEプロの1チームめはシボレー。毎年そうなんですが、アメリカンな雰囲気がたまらんです。中央奥にはアメリカ国旗があって、「アブラはこぼしたら拭きゃいいんだよ!」とでも言いそうな巨大ウェスが目を引きます(妄想)。

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 同じアメリカでも、フォード・チップ・ガナッシはけっこう洗練された雰囲気。オーバーヘッドはけっこうユニークな形です。後方には、フォードのイメージを反映した模様が描かれています。

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 こちらはポルシェGTチーム。LMP1とは似た雰囲気ですが、マンタイらしい質実剛健な印象がありますねぇ。

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 AFコルセは……まあワークスではないと言えばないので、まあこんなカンジでしょう。

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 近年のGTEチームのなかで最強(?)はやはりこちらのアストンマーチン・レーシングでしょうねぇ。高級ブティックのような仕上がりは市販のイメージそのものです。

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 ル・マンの週末には、いくつかプレスカンファレンスがあるのですが、そこはウェブ屋だけにちょいちょい顔を出してます。こちらはリジェJS P4。ル・マン規定のマシンではないのですが、ル・マンに繋がるクルマ……ということでACOピエール・フィヨン会長も来てました。ちなみに、オンローク・オートモーティブのジャック・ニコレ代表が我々一介のメディアの全員に握手に来てくれて、なんだか嬉しくなりました。

ピットレーンからいろいろ拾ってみました。【2017ル・マン24時間現地情報4】

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 こういう規定概念からぶっ飛んだクルマは大好きです。あのパノスが作る電気GTカー、GT-EV。幕をかけられていた状態で半分だけふくらんでいたので、どんなものかなんとなく想像はつきましたが、けっこう想像の上でしたね。ちなみに、日本人でこの発表会に来ていたのはワタクシだけ。ドン・パノスさんも含めて、いいもの見られました。

ピットレーンからいろいろ拾ってみました。【2017ル・マン24時間現地情報4】

 ちなみに、昨日もBMWのセーフティカーをご紹介しましたが、さっそく走っているシーンがあったのでご紹介。GTEを先導していたので、けっこうイメージつきやすい写真ではないでしょうか。

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 予選2回目はかなり長い赤旗がありましたが、途中ピットレーンを見下ろしていると、加藤寛規選手が写メ撮ってました。

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 で、こちらに気付いていただけたのでパチリ。メディアセンターは3階なので、よく気付いていただけたなぁと。

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 そして予選も終了。小林可夢偉選手が驚異的なタイムをマークし、見事ポールポジションです。ただ、予選後はいろいろあってぜーんぜん取材なんてできないんですよ。ウェブ屋だと特に。なんとかコメントを拾えたのが、メディアセンターでの記者会見。なんだか可夢偉選手らしいリラックスした会見でしたね。

 明日は市内のパレードの様子なんかをちょこっとお届けしましょ。もう現地時間は午前2時なので、ではまた〜。


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