そのイングラムからわずか10分の1秒差で2番手となったのは、同じくトヨタ・アベンシスのロブ・オースティン。ハンディ・モータースポーツはいまだ旧型モデルながら「最初は中古タイヤで出て行ったけど、それでも10番手だった。指針としては悪くないね」と、手応えを語ったオースティン。
3番手にはBTCC復帰となるクリス・スマイリーのシボレー・クルーズが入り、チームBTCノーリンのチームメイトであるデイブ・ニューシャムも9番手を記録するなど、2台揃って好調を維持した。


今季からMACツールズ・カラーとなったメルセデスベンツ・Aクラスのアダム・モーガンと、同じくAクラスのレーザー・ツールズ・レーシング、エイデン・モファット、そしてホンダ・シビック・タイプRのユーロテック・レーシングが続いた後、8番手に入ったのは今季からワークス活動を“再開”したボクスホール・アストラのトム・チルトン。

パワー・マックス・レーシングと共同製作したファクトリーマシンの新型アストラは、初の公式セッションにも関わらず、大成功といえるパフォーマンスを披露。すでに一定以上の競争力を備えていることを証明してみせた。
以降、10番手にはこちらも17年型モデルとなり、2台体制に拡大したAmDチューニング.comのアウディ・S3セダンが入り、トップから18番手までがわずか1秒以内にひしめくという僅差のコンペティションを予感させる結果となった。

2017年のダンロップMSAブリティッシュ・ツーリングカー選手権の開幕戦、ブランズハッチは4月1~2日に開催される。