更新日: 2023.11.28 17:29
SVGは悲運のクラッシュにて決着。コステッキが初王座に。新鋭ペインも初勝利/RSC最終戦
「彼らは、私たちがタイトルを獲得することはできないと言ったし、虫のように踏み潰されるだろうからV8(現RSC)に挑戦するのは愚かだと言った。でも父、母、兄がみんな上から見守っていて誇りに思っていることを願っているし、私はここにいるみんなの顔を見て『ベティ、よくやった』と感じているわ」
明けた日曜のレース2では、ポールを奪った新王者の隣からスタートを切った新鋭マット・ペイン(ペンライト・レーシング/フォード・マスタング)が躍動し、浮上してきたフィーニーや先輩のレイノルズらを抑え、デビューイヤー最終戦で“ライト・トゥ・フラッグ”でのシリーズ初勝利を成し遂げた。
「今季は僕らにとって中盤戦で課題に直面する厳しいシーズンだったけど、前戦ではデイブ(レイノルズ)が、そして今回の最終ラウンドでは僕自身が勝利を収めることができ、これ以上うれしいことはないよ」とルーキーイヤーを有終の美で締め括ったペイン。
「トロフィーを手にするのは久しぶりで、約一年ぶり。前回は『クソッ、最近トロフィーを全然獲得していない、最悪だ……』なんて思っていたから、今後はトロフィーキャビネットをいっぱいにしていきたいね」
そして17年間にわたるキャリアを連続DNFで終えたものの、過去3年間で40勝を挙げ、来季はいよいよ北米最高峰NASCARカップへの挑戦を開始するSVGは、後輩として2位に入った新エースを念頭に「今日の素晴らしい結果を達成したブロックとチームにおめでとう」と惜別の辞を贈った。
「僕らのクルマは調子がいいと思っていたので、彼と一緒に表彰台に上がれればよかったが、残念ながら修正できない問題があった。ブロディ(・コステッキ)にも改めておめでとう。彼は年間を通して最も速い男で、チームもミスをしなかったから両方のチャンピオンシップを獲得するに値した」と続けたSVG。
「僕らは最善を尽くしたし、チームとともに素晴らしい時間を過ごした。この最高の数年間を彼らに感謝したい。とても楽しかったし、いつかまた戻ってくると確信しているよ」