更新日: 2017.03.31 14:52
STCC:北欧にもキア・シード参戦決定。LMSレーシングも5台体制に拡大
そのほか、他陣営も続々と体制を発表。レストープ・レーシングは2017年シーズンの開幕を前にフォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCRのカラーリングを公開し、今週末に開催されるシルバーストン24時間のTCRクラスにテスト参戦するとアナウンスした。
「我々にとって、それは今季に向けて最善のスタートになる。サーキットで多くの走行距離を稼ぎ、このマシンのことをもっと学びたいと考えている」と、チームオーナーのフレデリック・レストープ。
STCCの本シリーズには、エクスペリオン・レーシングとのジョイントでアルビン・ワルネロを起用するほか、2台目のゴルフGTIをTCRドイツ参戦経験を持つデニス・ストランドバーグに託すことが決まっている。
また、フィンランドを拠点とするLMSレーシングはチームのプログラムを5台体制に拡大。2台のアウディRS3 LMSと、3台のセアト・レオンTCRを投入。チームオーナーのアンティ・ブリはアウディの1台をドライブする計画だが、TCRドイツへも並行参戦する計画で、少なくとも2戦を欠場し、代役を立てる予定だ。
「残念ながら、8月のファルケンバーグと9月の最終戦マントープ・パークはTCRドイツのスケジュールと重なるため、チームは私抜きでスウェーデンに向かうことになるだろう」
また、2台目のアウディには元WRCチャンピオンで母国の英雄でもあるユハ・カンクネンの息子、ニコ・カンクネンがステアリングを握ることとなっているが、彼自身もTCRドイツのプログラムを優先すべく、STCCは2戦の欠場を予定している。
基本的にスウェーデンを中心に展開されるSTCCにおいて、今季の第2戦のみフィンランドのアラスタロで開催。そのためフィンランドからは、さらにP1モータースポーツともう1チームのエントリーが計画されている。
STCCのオーガナイザーであるSTCC ABのマネージング・ディレクターを務めるヨナス・リンデンは「アラスタロで第2戦を開催するという我々の決定が、フィンランドからの興味を拡大することに成功した」と語っている。
これで今季のSTCCは5月6日の開幕戦クヌットストープを前に、TBA申請も合わせて21台のエントリーを集めた。