更新日: 2017.03.31 15:00
バリチェロ、ゾンタも参戦。『ストックカー・ブラジル』17年チーム体制続々発表
カレンダーは全12戦となり、そのほとんどをブラジル国内で開催するが、今季は10年ぶりにアルゼンチン・ブエノスアイレス戦が復活。
舞台はスーパーTC2000が開幕戦を行ったオスカー・ファン・ガルベスのトラックで、10月のストックカー・ブラジル開催時には同シリーズとの併催が予定されている。
そして注目のドライバーには南米ブラジルのスタードライバーが揃う。
F1ではミハエル・シューマッハーのチームメイトとして長年フェラーリなどをドライブし、当時の最多出走記録なども打ち立てたルーベンス・バリチェロが、今季もフルタイム・レーシングから参戦。
F1引退後にインディカーを経て参戦し、シリーズ2年目となる14年にはドライバーズタイトルも獲得。16年シーズンもランキング2位を記録するなど、華やかな戦績を残している。
同チームのサテライトには、今季からシリーズ唯一の女性ドライバーであるビア・フィゲレイドが加入。参戦4年目となる彼女は「ルーベンスから多くのことを学びたい」と意欲をみせる。
また、そのほかのF1経験者として、1年ぶりにシリーズに復帰したプラティ・ドナドッツィ・チームにアントニオ・ピッツォニアが加入。「このチームはシリーズ運営側とも密接な関係を築いており、技術的な分野でも組織運営の分野でも、強力なチームとして機能するだろう」と、期待のコメントを寄せる。
そしてもうひとり、シリーズのトップチームであるシェル・レーシングのワークスカーをドライブするのが、BARなどで活躍したリカルド・ゾンタ。昨年に引き続き、名手アティラ・アブレウとともにシェルVパワー・カラーのマシンを走らせる。
そのほか、昨年王者のフェリペ・フラーガ、15年王者のマルコス・ゴメスが所属するシムド・レーシングも体制を継続。昨年までレッドブル・サポートを受けていたダニエル・セラや、同じくレッドブル支援を受け、2000年代には5度のドライバーズ・タイトルを獲得しているレジェンド、カカ・ブエノなど強力なドライバー陣が勝負を繰り広げる。