続くレース2のスタートも、BTCCの醍醐味とも言うべきツーリングカーらしい激しいバトルをみせる。シリーズの“悪童”ことチームBMRのジェイソン・プラトが、マット・シンプソンのシビックと接触しピットウォールに激突。このアクシデントでスバル・レヴォーグは大破し、赤旗が提示。オープニングラップ早々にレース中断となった。

この判断で、ジャンプスタートを切っていたBMWのジョーダンや、マシン修復でペナルティ消化の必要があったイングラム、2コーナーヘアピンでスピンを喫しポジションを落としていたジャック・ゴフのシビックなどが仕切り直しで九死に一生を得る。
リスタートでは好調イングラムがリードを維持して1コーナーへ。ユアサ・レーシング(チーム・ダイナミクス)ホンダのシェドンが、トヨタの後を追う展開となった。

しかし、ここではイングラムの天下は長く続かず、2周目にはシェドンがオーバーテイクを決め、そのままゴールまでトップを快走。イングラムはまだマシンバランスが完全に改善しておらず、WSRのロブ・コラードにも先行を許し3位表彰台確保がやっと。4位にオースティン、5位にモーガンと、レース1で好調を発揮した顔ぶれが続いた。

