続くレース2は初戦をアクシデントで失っていたシェルVパワーのリカルド・ゾンタが、強烈なオーバーテイクショーを披露。
F1のBARなどでも活躍したゾンタは、25番グリッドからのスタートとなったが、今季から導入された“オーバーライドボタン”を未使用で温存したままにできた上、週末に使用セット制限のあるタイヤも新品を2セット投入できたことが勝因だったと振り返った。

「マシンのパフォーマンスには本当に感銘を受けたよ。レース1のアクシデントに巻き込まれたおかげで、このレースでは新品のセットを潤沢に使うことができた」とゾンタ。
「それに“オーバーライドボタン”も消費しないで済んだんだ」
「最初からそれを見越して戦略を立てることは難しいかもしれないけど、実際にレース2のいくつかのオーバーテイクで、それに助けられたのは事実だ」

2位にはシムド・レーシング、フェリペ・フラーガと長きにわたってバトルを展開し、ピットストップで逆転を決めたゾンタのチームメイト、アッティラ・アブレウが入り、シェルVパワー・レーシングは幸先の良いワン・ツーを達成。

3位にはレース1と同様のウィルソンが入り連続表彰台を獲得。4位にルーベンス・バリチェロが続き、セラも6位に入っている。
