一方、こちらもタイトル候補として新シーズンに挑むヒルは、昨季よりレーザー・ツールズ・レーシング(LTR)カラーで参戦したBMWの2024年仕様をアンベイル。同社は以前のBTCCでエイデン・モファットと長い関係を築き、当時その僚友だったサットンもLTRカラーの『インフィニティQ50(日本名:スカイライン)』でチャンピオンシップ連覇を達成している。
そのWSR謹製BMWは昨年と同様のクロームブルーをベースにしており、シリーズへの10年間の関与を記念して、あらゆる角度から見ると10個のシェヴロン(逆V字型)が特徴となるようデザインされている。
「今日、こうして2024年仕様車のカバーが外れるのを見られたのは素晴らしいことだ。昨年の『レーザービーマー』も大好きだったが、今回もなんとかそれを上回ることができたと言っていいだろうね」と、その印象を語ったヒル。
「クロームブルーは長い間シリーズ全体を象徴するカラーリングだったし、彼らLTRがチャンピオンシップでの10周年を祝うのに合わせて、今季2024年にこれをレベルアップするのは当然のことさ」
そのヒルと共闘してチームを率いる元F1ドライバーのマーク・ブランデルも、新たなシーズンを前に「新型マシンを公開するのはいつも誇りに思う瞬間だ」と意気込みを述べた。
「こうしたレースカーはつねに舞台裏での多くの作業を積み重ねたその集大成だからね。我々としても2024年にレーザー・ツールズのBTCC参戦10周年をサポートできることを本当に誇りに思う。また、このエキサイティングな旅を一緒に続けてくれるすべてのパートナーと、新年度の興奮に加わった新しい友人たちに多大な感謝を捧げたい」と、自身の名を冠したMBモータースポーツのスポーティングディレクターを務めるブランデル。
「我々のチームとWSRは、昨年度が終わってからオフの期間も非常に熱心に仕事に取り組んできており、その努力が今後数カ月以内に報われることを願っているよ」


