これで午前最速のモーガンが総合3位となりトップ3に2台を送り込んだWSR陣営に対し、トヨタ陣営のスピードワークス・モータースポーツ(SWM)が食い下がり、今季新設のサテライトチームに移籍したジョシュ・クック(LKQユーロ・カー・パーツ・ウィズ・シネティック/トヨタ・カローラGRスポーツ)が4位、僚友エイデン・モファットも8位に。

 5位のアーロン-テイラー・スミス(エバンス・ハルショウ・パワー・マックス・レーシング/ヴォクスホール・アストラBTCC)を挟みディフェンディングチャンピオンのサットンが6位、2022年王者トム・イングラム(ブリストル・ストリート・モータース・ウィズ・エクセラー8/ヒョンデi30ファストバック Nパフォーマンス)は9位、そしてこちらも前人未到の5冠目を狙うコリン・ターキントン(チームBMW/BMW 330e Mスポーツ)は12位に終わっている。

 そのターキントンに並び、昨季チャンピオン獲得記録で最多タイとした30歳のサットンは、現チームズチャンピオンおよびマニュファクチャラー/コンストラクターズチャンピオンも防衛すべく、引き続き次の3年間もフォード陣営で戦うことを表明した。

「チームですでに素晴らしい2年間を過ごし、昨季は4度目のタイトルを獲得した記録破りのシーズンになったが、この新契約は今、僕がさらなる挑戦に全力で集中していることを意味する。この勢いのまま2024年をスタートさせよう!」

 そんなエースとの新規契約に加え、所属先の母体であるアライアンス・レーシング(旧モーターベース・パフォーマンス)はNAPAレーシングUKとのパートナーシップを2026年まで継続することも確認した。

「アライアンス・レーシングに関わるすべての人にとって、今日は素晴らしい日だ」と続けたチームオーナーのピート・オズボーン。

「2年以上前にNAPAとパートナーシップを結んで以来、我々はトラックの内外で成功をもたらすために協力してきた。さらに今後の3年間も一緒に努力し、すべてのスタッフとパートナーのために、ますます強く成長し続けることに興奮している」

「我々のチームに関わるすべての人に感謝したい。彼らの勤勉さと献身がこのパートナーシップを成功に導いた。イギリスとヨーロッパでNAPAブランドが成長するのを目の当たりにするのは素晴らしいことだ。なかでもとくに権威あるシリーズとして君臨するBTCCで、2024年もNAPAレーシングUKとしてグリッドに戻るのを楽しみにしている」

開幕前BTCC公式テストはBMWのジェイク・ヒルが最速。王者アシュリー・サットンは複数年契約を更新
アーロン-テイラー・スミス(エバンス・ハルショウ・パワー・マックス・レーシング/ヴォクスホール・アストラBTCC)も好調の5番手とした
開幕前BTCC公式テストはBMWのジェイク・ヒルが最速。王者アシュリー・サットンは複数年契約を更新
2022年王者トム・イングラム(ブリストル・ストリート・モータース・ウィズ・エクセラー8/ヒョンデi30ファストバック Nパフォーマンス)は9位に食い込む
開幕前BTCC公式テストはBMWのジェイク・ヒルが最速。王者アシュリー・サットンは複数年契約を更新
「この新契約は今、僕がさらなる挑戦に全力で集中していることを意味する」と“4冠”王者アシュリー・サットン(NAPAレーシングUK/フォード・フォーカスST)

本日のレースクイーン

亀澤杏菜かめざわあんな
2025年 / スーパーGT
Astemoアンバサダー
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

  • auto sport

    auto sport 2025年6月号 No.1608

    [特集]レッドブル 角田裕毅
    5つの進化論

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円