更新日: 2024.04.11 04:50
フェネストラズ×宮田莉朋、キャシディ×平川亮。海外挑戦を果たした現在でも続く交友関係
そして、2015年から2020年まで日本で戦い、全日本F3、スーパーフォーミュラ、スーパーGTでチャンピオンを獲得したキャシディと親交が深いのが、2017年から2020年までスーパーGTでチームメイトとなった平川亮だ。
「今でも亮と会う機会があるし、トレーニングも一緒にしている。実は僕と亮の家は歩いで5分ほどで、すごく近いんだ」とのこと。日本にいた頃も一緒に過ごす時間が比較的多く、その関係は今でも続いているようだ。
「彼は(WEC世界耐久選手権で)2回ワールドチャンピオンに輝いているし、今年はF1のリザーブドライバーとしても頑張っている。すごく良いことだと思う」と平川の活躍にエールを送っていた。
■「野尻智紀の速さを今でも覚えている」バンドーン
フォーミュラEシーズン8のチャンピオンであるストフェル・バンドーンも、2016年にスーパーフォーミュラで戦い2勝を挙げた経験を持っている。当時はDOCOMO TEAM DANDELION RACINGに所属し、当時国内トップフォーミュラ3年目の野尻智紀がチームメイトだった。
「彼とは長いあいだ話せていないけど、彼がスーパーフォーミュラやスーパーGTで素晴らしいレースをみせていているのは、僕も見ていて嬉しい気持ちになる」とバンドーン。野尻がスーパーフォーミュラでチャンピオンを獲得したときもSNSで反応するなど、今でも少なからず動向はチェックしているようだ。
野尻は2021年と2022年にスーパーフォーミュラ連覇を果たし、シリーズを牽引する存在となっている。しかし、バンドーンが日本にやってきたときは、今とは違う立場だったという。
「スーパーフォーミュラに参戦したときは、僕が彼のメンター(お手本役)みたいな感じになっていて、僕からいろいろと学んでいた部分があったみたいだけど、毎回すごく速かったということは今でも覚えている」とバンドーン。
「今ではすごく成長して良いドライバーになったと思うよ」と感慨深い表情をみせていた。