そのまま水曜には2023年11月のタイトル獲得以来、初めてスーパーカーで周回することになったコステッキが、ウイントン・モーターレースウェイでカーナンバー“1”をつける『TFH Hire Erebus Camaro』をドライブ。136日ぶりのシート復帰で「やるべきことに追いついた」との手応えを語った。

「これ(1号車の採用)はチームが昨年成し遂げたこと、そして僕が達成できたことを表現する最良の方法だ。ナンバーワンを取り戻す時が来たね」と続けた26歳のコステッキ。

「すべては自分の足の感触をふたたび見つけようとすることだけだ。それは自転車に乗っているようなものだと思う。少しふらつきはするが、その後、自分の足でバランスを取る方法を見つけるんだ」

「現時点で僕はまだクルマの(パフォーマンスの)少し後ろにいる。それで、ああ、レース復帰ために残りの数日で取り組むべき小さなことがいくつかあるね」

 そんな新エースの復帰を見守ったCEOのライアンも「ほぼ通常の状態に戻りつつある」と、ニュージーランドでの本格復帰を前に安堵の言葉を漏らす。

「第3戦の復帰を前にテストのためにここに戻って、ジャックと一緒にブロディをクルマに乗せられたのは素晴らしいことだ」と続けたライアン。

「今年をそのように始めたかったが、残念ながらそれはできなかった。でもブロディが幸せで健康で、準備ができているのを見るのは本当に素晴らしいこと。そしてブロディを無理させる必要はない。彼は自分自身を追い込み、私たちを充分に追い込んでくれる。我々が彼を追い込む必要はないんだ」

 改めて、自身で勝ち獲ったチャンピオンナンバーを掲げるコステッキも、タウポで勝利を目指して戦うことに「かなり自信を持っている」と付け加えた。

「(すでにシーズンを開始しているライバルに対し)少し追いつく必要があるけど、あまり気にしていない。 僕はチームと非常に緊密に仕事をしており、この3日間を一緒に過ごし、発表以来かなりの時間をシミュレーターの作業に費やしてきた。これまでのところ、テストにはかなり満足しているよ」とチャンピオン。

「チームに多くのクルーたちがいるのを見るのは素晴らしいこと。1号車を走らせ、彼らが昨年費やしたすべてのハードワークを称賛し、彼らの笑顔を見ることができたのはクールだ。最終的にどうなるかは様子を見ることになるが、僕らは先頭に立つことにかなり自信を持っている」

「ふたたびステアリングを握ることができて興奮している。健康を優先するためにしばらく離れる時間が必要だった」とブロディ・コステッキ
136日ぶりのシート復帰で「やるべきことに追いついた」との手応えを語った

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