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投稿日: 2024.05.08 17:20
更新日: 2024.05.08 17:22

史上最少僅差0.001秒決着! カイル・ラーソンが「ワイルドなフィニッシュ」で2勝目/NASCAR第12戦


海外レース他 | 史上最少僅差0.001秒決着! カイル・ラーソンが「ワイルドなフィニッシュ」で2勝目/NASCAR第12戦

「分からなかったが、それはワイルドだったね」と誰がレースに勝ったのかが最後まで不明の状態の0.001秒差決着を勝ち獲ったラーソン。

「最後のコーションに対して僕らは全員、明らかに感謝していた。タイヤはひどい状態だったからね。ピットを3番手で出られてうれしかったし、リスタート後のベストショットはボトムを選択して3ワイドでインサイドに飛び込むことだと考えた」と続けるラーソン。

「それもうまくいったね。僕のクルマは良く曲がり、バックストレッチを本当にうまく抜けてクリス(・ブッシャー)を大きく牽引し、トップに立って全開のまま彼を斜めに進入させることができた」

「逃げ切れるかどうかはよくわからなかったがミドルで非常にルーズになり、彼がサイドドラフトできる位置まで彼の前に行きすぎないよう注意しつつ、僕はただ彼のランを殺そうとしていた。まさにクレイジーだ。燃料戦略とタイヤのロングランなど、最後のステージ全体がワイルドだったし、このショーに参加できたことを誇りに思うよ」

 一方、カップ歴代新記録となる最小僅差の敗者側に立ったブッシャーは「今は何を言えばいいのか分からない。こんな近くで負けるのは最悪だ」と肩を落とした。

「写真以外のリプレイは見たことがないし、確かに写真以外で確認のしようがない差だ。この日は僕らにとって素晴らしい仕上がりで、マスタングは本当に速くて力強かった。勝利が必要だったし、勝てたかもしれないと思ったんだ」と54周をリードしたブッシャー。

「良い戦略を持っていて、できる限りのことをカバーしようとしたが、彼(ラーソン)にハーフレーンを与え過ぎたんだと思う。ああ、ラインまでの厳しいレースだ。うん、今はただ胸が痛いよ……」

 併催されたNASCARクラフツマン・トラック・シリーズ第8戦『ハート・オブ・アメリカ200』は、終盤を支配したコーリー・ハイム(トライコン・ガレージ/トヨタ・タンドラTRD-Pro)が、134周中70周目にニック・サンチェス(レブ・レーシング/シボレー・シルバラードRST)からリードを奪い今季2勝目。これが2戦目となった豪州大陸RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップのスター、キャメロン・ウォーターズ(ソースポーツ・レーシング/フォードF-150)は19位で完走を果たしている。

「最後のステージ全体がワイルドだったし、このショーに参加できたことを誇りに思うよ」と勝者カイル・ラーソン
NASCAR CRAFTSMAN Truck Series第8戦『Heart of America 200』は、終盤を支配したコーリー・ハイム(Tricon Garage/トヨタ・タンドラTRD-Pro)が今季2勝目を飾った


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