琢磨もフロント翼端板を接触させており翌周にピットイン。再び後方からの追い上げが続いた。17番手からの追い上げが始まり、上位陣がピットインする際にはトップ10もうかがえる位置までポジションは上がっていた。

ターン1では琢磨らしいオーバーテイクも何度か見せていたが、レッドタイヤに変えてからも期待していたほどペースが上がらずにいた。
「今日はピットストラテジーもうまく決まらなかったし、レッドタイヤに変えてからもペースがうまくあげられなかった」という琢磨。
途中チームメイトのロッシがリタイアし、イエローコーションが出た時点では13番手に。その後グリーンになってカナーンを抜いて11番手を走行していた時だった。レースもあと7周というところで、メインストレートで異音がしたと思うとストレートエンドで琢磨はマシンを止めた。
「今日は厳しい展開でしたね。最後はパワーがなくなって止まりました。アンドレッティは4台ともリタイアとなってしまい残念な結果に終わりました。今、原因は究明中ですけども、次のバーバーはテストでも良かったですし、今日の結果を踏まえて頑張りたいと思います」
優勝したシュミット・ピーターソンのジェームズ・ヒンチクリフや、再び表彰台に乗ったデイル・コインのセバスチャン・ブルデーなどは決して大きなチームではないものの、レースに照準を合わせてしっかり結果を残した。
ガナッシのホンダ加入は結果としてホンダ勢の大きな底上げを果たしており、ホンダは開幕2連勝を勝ち取っている。
その中でアンドレッティ勢は4台すべてがメカニカルトラブルによるリタイアとなり、速さを結果に繋げられなかった。次戦バーバーは、アンドレッティの得意とするサーキットだが、結果につなげられるだろうか。