更新日: 2024.06.05 12:02
パイクス総合記録保持者ロマン・デュマ、新型EV『フォードF-150ライトニング・スーパートラック』で参戦へ
システム出力1050kW(約1400PS)のパワーを誇る“怪物EVバン”は、特徴的なカーボンコンポジット製ボディとFIA仕様のロールケージ、調整可能な回生ブレーキを備えた全輪駆動のパッケージを備え、ヒルクライムに備えてさらにパワーウエイトレシオを改善すべく、4モーターから3モーターに減らすなど細部にわたる改良が施されていた。
このオフには南半球の豪州大陸に向かった『フォード・パフォーマンス・スーパーバン4.2』は、現地最高峰のモータースポーツ・シリーズ、RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップの開幕戦に併せて“聖地”にも見参し、マウントパノラマを史上最速で周回したクローズドホイール車として、1分56秒3247という新記録を樹立している。
「こうした継続性を踏まえても、僕らはコロラド州でもつねにもっと良い成績を残したいと思っている」と続けるデュマ。
「僕らの目標は『明らかに速いこと』だが、自分が走って出せるタイムを予想で言うのは……パイクスピークでは“予想外のことが予想されなければならない”から、まだ少し謎だね!」
今回投入される『フォードF-150ライトニング・スーパートラック』は、ドリフトを筆頭にフォードと組んで競技車両を開発するRTRビークルズ との共同開発で2024年1月に発表されたEV車両『F-150ライトニング・スイッチギア』がベースに。
ここへ強化サスペンションやカーボン複合パネル、スキッドプレートなどを追加することで「電気自動車の限界と期待値を拡張する」とし、これにより空力性能も大幅に引き上げられ、時速150mph(約240km/h)で6000lbs(約2.7t)のダウンフォースに達するよう開発されているという。
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