更新日: 2024.06.19 13:28
GT300王者川合孝汰がニュルブルクリンクへ。4時間耐久レースに参戦、ライセンス取得目指す
2023年のスーパーGT GT300クラスで、埼玉トヨペット Green Braveの走らせる52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTをドライブして年間王者に輝いた川合孝汰が、ノルドシュライフェ(ニュルブルクリンク北コース)へ挑戦する。
2024年は、女性レーシングドライバーの育成とサポートを目指す『HIGHSPEED Étoile Racing』の総監督に就任し、KYOJO CUPとFCR-VITAで前田琴未と清水愛というふたりのドライバーを走らせている川合。
その監督業とは異なり、ドライバーとしての川合が今回エントリーするのは、6月22日に決勝レースが行われるNLS(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)の第3戦(第69回ADAC Westfalenfahrt)だ。
NLS参戦の目的は、『Permit』(“許可”の意)と呼ばれるニュルブルクリンク専用のライセンスを取得すること。まずは現地にて、座学と実車の講習を受けたのち、22日の4時間耐久レースに参戦する。
乗り込む予定のマシンは、JACO’S PADDOCK MOTORSPORTが走らせるBMW F30 330iだ。チームは10年以上にわたってサーキット活動を行ってきた実績があり、NLS(旧VLN)やニュルブルクリンク24時間レースのほか、ベルギーのスパ・フランコルシャンで行われるレースにも出走している。
ライセンス取得後には、ニュルブルクリンク24時間レースへの参戦ももちろん視野に入れており、今回のNLS出走は自身が目指す海外でのドライバー活動の第一歩目となるだろう。2020年より4シーズンに渡ってスーパーGTで腕を磨き、GT300王者に輝いた川合の新たな挑戦が始まる。