海外レース他 ニュース

投稿日: 2024.06.27 15:11
更新日: 2024.06.29 21:42

川合孝汰の海外挑戦がスタート。ニュルブルクリンク耐久を完走、ライセンス取得のため再度渡欧へ


海外レース他 | 川合孝汰の海外挑戦がスタート。ニュルブルクリンク耐久を完走、ライセンス取得のため再度渡欧へ

 6月22日に決勝レースが行われたNLS(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)の第3戦(第69回ADAC Westfalenfahrt)にて、2023年スーパーGT GT300クラス王者の川合孝汰がクラス7位完走を果たした。

 2024年は、女性レーシングドライバーの育成とサポートを目指す『HIGHSPEED Étoile Racing』の総監督を務めている川合。GT300王者として次なるドライバー業の行方に注目が集まっていた2024年は、スポンサーの協力もあって海外活動への挑戦を開始し、その一歩目としてドイツ・ニュルブルクリンクに向かった。

 今回足を運んだ目的は、ニュルブルクリンク24時間レースに参戦するために必要なライセンスの取得だ。

『Permit』(“許可”の意)と呼ばれるニュルブルクリンク専用のライセンスのなかでも、最上位となるAグレードの獲得のためには、ドイツ・モータースポーツ連盟の定めるBカテゴリーの車両で最低でも2度以上、レースの完走が必要となる(そのほかにもペナルティの有無や走行周回数など、複数の項目を満たす必用がある)。

 川合は今回が1度目の挑戦ということで、ニュルのレース経験があるチームKONGの三觜正人のもと挑戦する機会を得ることができた。Permit取得のために、まずは現地で座学と実車の講習を受けたのち、22日の4時間耐久レースに参戦。チームメイトの三觜、桝本隆介のふたりとともに、ニュルで10年以上活動してきた実績を持つJACO’S PADDOCK MOTORSPORTが走らせるBMW F30 330iに乗り込み、総エントリー台数が113台にのぼるレースに出場した。

 迎えた決勝では、スタートの荒れた展開をニュル経験者の三觜が走り、セカンドスティントを桝本が繋いだのちに最終スティントを川合が担当。川合は無理のない走りでゴールまで運び、チームとしてはクラス7位で完走を果たした。

 これで目標とするAグレードのライセンス獲得に必要な2度の完走のうち、半分を達成。海外挑戦の一歩目を終えた川合は、「ニュルブルクリンク参戦の目的としてAライセンス獲得へ向けて、今回で半分をクリアすることができました。残り半分に向けて再度挑戦の準備をしたいと思います」と、2度目の挑戦に向けて動き始めている。

川合孝汰の海外挑戦がスタート。ニュルブルクリンク耐久を完走、ライセンス取得のため再度渡欧へ
川合孝汰がチェッカードライバーを担当し、クラス7位で完走を果たした


関連のニュース