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投稿日: 2024.07.11 12:33
更新日: 2024.07.11 12:41

フォード・マスタングが席巻。ポール・トゥ・ウインと変則3ストップで両ヒートを制覇/RSC第6戦


海外レース他 | フォード・マスタングが席巻。ポール・トゥ・ウインと変則3ストップで両ヒートを制覇/RSC第6戦

 明けた日曜の予選では、前日勝者ウォーターズを抑えたGMシボレー陣営のルブロークが逆襲。キャリア初のポールポジションを獲得し、2列目3番手には僚友ランドルを従えたジェームス・コートニー(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)が並ぶなど、番狂せとも言うべきグリッド順となる。

 一方、前日に17番手の後方グリッドから3位表彰台まで駆け上がっていたポイントリーダーは、この日もシュートアウト進出を逃すと決勝オープニングラップで決定的な瞬間に見舞われ、デビッド・レイノルズ(ペンライト・グローブ・レーシング/フォード・マスタング)との接触で弾かれた名門トリプルエイト・レースエンジニアリング(T8)の87号車カマロZL1はウォールに激突。これで修復作業を余儀なくされ、最下位転落の憂き目に遭う。

 そのスタートで後続に飲み込まれたポールシッターに代わり、序盤の主導権を握ったウォーターズだったが、5列目10番手発進だったペインが奇襲を仕掛け、集団内で誰よりも早いピットストップを敢行。この3ストップ戦略が的中し、周囲がルーティンに入った瞬間からリードを奪ったペインがその後のレースを支配することに。最終的に約6秒という比較的余裕のある差で今季初勝利を手にした。

「素晴らしい、信じられないよ! ここ数ラウンドは本当に厳しいものだったからね」と、最高峰昇格2年目を迎えた21歳。

「昨日の時点で良いレースカーを持っているとわかったし、最終スティントのペースは本当に強かったから、今日はそれをまとめて異なる戦略で再現しようとした。その判断を下したチームは本当にスゴかったよ。彼らには感謝してもし切れない、厳しい仕事だったけど、とてもやりがいがあったね」

 このヒートではブラウンとともに僚友ブロック・フィーニー(レッドブル・アンポル・レーシング/シボレー・カマロZL1)もウォールにヒットし、T8陣営にとって忘れたい週末となったが、ランキング首位を争うふたりの差は141ポイントから78ポイントへ縮まることに。続くRSC第7戦は、7月20~21日の旧イースタンクリークにて『シドニー・スーパーナイト』が争われる。

日曜の予選トップ10シュートアウトでは、ジャック・ルブローク(エレバス・モータースポーツ/シボレー・カマロZL1)が自身初ポールを獲得する
しかし予選10番手発進だったマット・ペイン(ペンライト・グローブ・レーシング/フォード・マスタング)が変則3ストップ戦略を成功させる
「彼らが与えてくれた素晴らしいクルマを、本来の位置に導けて本当にうれしい。僕らの戦略でずっとプッシュした」とレース2勝者のマット・ペイン
モスタートを退けたウォーターズが、このレース2でも2位表彰台を獲得している


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