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 快晴ながら強風が吹きつけるグリッドからのスタートとなった日曜のレース2。リバースグリッド方式でポールポジションを獲得したフェレンチ・フィツカのセアト・レオンをパスし、首位に立ったのはM1RAのもう1台、アッティラ・タッシ。

トラブル続きの僚友を尻目に、快調な走りを見せたドゥサン・ボルコビッチが初勝利
トラブル続きの僚友を尻目に、快調な走りを見せたドゥサン・ボルコビッチが初勝利

 しかし、セカンドロウのボルコビッチと、フィツカはすぐに反撃に転じ、タッシのシビックを仕留めにかかる。この後、タッシは後続に次々と飲み込まれ、ボルコビッチは首位で逃げを打つ展開に。

 トラックの至るところでバトルが勃発したレース2は、ナッシュ&バレンテのクラフト-バンブー・ルクオイル・チームと、レパード・レーシングのベルネイが後方から激しい追い上げを披露。

M1RAのアッティラ・タッシは後続に飲み込まれ8位。レース1のドライブシャフト破損から復帰のダビド・カヤイアはオイルリークで再ストップ
M1RAのアッティラ・タッシは後続に飲み込まれ8位。レース1のドライブシャフト破損から復帰のダビド・カヤイアはオイルリークで再ストップ

 3周目にはマシンコンタクトをいとわず、バレンテがベルネイをパスし3番手に。タッシはベルネイ、ナッシュとも接触バトルを展開しつつ防戦を繰り広げた。

 終盤には開幕戦勝者のアルファロメオ、カヤイアのジュリエッタが高い縁石を飛び越えた際にオイルサンプにクラックが入るダメージでストップ。最終周で6位の座を逃すこととなった。

「昨季も初勝利の機会が何度もあったけど、馬鹿げたミスなどで失っていた。本当に本当にうれしいよ」と、初勝利のボルコビッチ
「昨季も初勝利の機会が何度もあったけど、馬鹿げたミスなどで失っていた。本当に本当にうれしいよ」と、初勝利のボルコビッチ

 そんな後続の激しいバトルを尻目に、首位ボルコビッチは快走。そのままトップチェッカーを受け、うれしいシリーズ初勝利。ロメオ・フェラーリ製の17年型ジュリエッタにとっては開幕に続く2勝目となり、2位にナッシュ、3位にバレンテのセアト・レオン、クラフト-バンブー勢が入った。

レース開始前にクラッチ交換を強いられたコルタルは、作業を間に合わせなんとかグリッドへ
レース開始前にクラッチ交換を強いられたコルタルは、作業を間に合わせなんとかグリッドへ

 TCRインターナショナル・シリーズ第3戦は5月初週のベルギー、スパ・フランコルシャンが舞台。WEC世界耐久選手権との併催イベントが予定されている。

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