海外レース他 ニュース

投稿日: 2024.07.30 18:44

実に300日ぶり“ブレイク”のNASCARはレギュラー残り4戦。王座争いとカットラインともに最終局面へ


海外レース他 | 実に300日ぶり“ブレイク”のNASCARはレギュラー残り4戦。王座争いとカットラインともに最終局面へ

 その当落線上に位置するのは16位で7点マージンの16位ロス・チャスティン(トラックハウス・レーシングチーム/シボレー・カマロ)と、同17位で7点ビハインドとなるダレル“バッバ”ウォレスJr.(23XIレーシング/トヨタ・カムリXSE)で、前者はブレイク前の過去6戦で4回の15位以下を経験するなど下降局面に。一方で後者は前戦のブリックヤードで5位に入るなど、そのギャップを縮めつつある。

 同じくライン以下18位のチェイス・ブリスコ(スチュワート・ハース・レーシング/フォード・マスタング)や、19位のカイル・ブッシュ(リチャード・チルドレス・レーシング/シボレー・カマロ)を含め、残るレギュラー4戦のいずれかで勝利を挙げればプレーオフポイント5点、ステージ優勝(都合8回のチャンス)で1点が加算されるため、まだ逆転プレーオフ進出の可能性は大いに残されている。

 また今季限りでスチュワート・ハース・レーシング(SHR)が活動停止を発表したことにより、所属ドライバーの移籍発表が相次いだ過去数週のレースウイークだが、来季3台体制を予定するスパイア・モータースポーツも、このブレイクを前にチーム体制に関する新たな情報をアナウンス。

 現在77号車を走らせるカーソン・ホセヴァー(シボレー・カマロ)と、新たにフロントロウ・モータースポーツより移籍加入の71号車マイケル・マクドウェルの起用を表明済みのチームは、改めて今季まで7号車をドライブしてきたコリー・ラジョイとの契約満了を発表。その後任は「然るべき早期に通知する」とした。

 これを受け、カップ通算8年間のキャリアを有するラジョイは改めて「来季は7号車をドライブしない」と明かした。「スパイアをグリッド上で立派なチームに育て上げるうえで、重要な役割を担えたことに大きな満足感を感じているが、残念ながら将来は僕に関係がない事項となった」

「僕らは2024年の残りを力強く終え、パートナーや良いクルマを作るために一生懸命働いている仲間、カップシリーズの初日から支えてくれた家族、ファン、友人のために引き続き成果を上げていく」

「この章は(最終戦の)フェニックスで終わりを迎えるが、神が次に僕と僕の家族のために用意してくださっている課題を楽しみにしている」

当落線上に位置するロス・チャスティン(トラックハウス・レーシングチーム/シボレー・カマロ/右上)やダレル“バッバ”ウォレスJr.(23XIレーシング/トヨタ・カムリXSE/右下)に加え、チェイス・ブリスコ(スチュワート・ハース・レーシング/フォード・マスタング/左上)やカイル・ブッシュ(リチャード・チルドレス・レーシング/シボレー・カマロ/左下)らも逆転に賭ける
今季限りでのスパイア・モータースポーツ離脱が決まったコリー・ラジョイ
シリーズは8月9日にリッチモンド・レースウェイで再開し、11月10日にフェニックス・レースウェイでポストシーズン最終戦を迎える


関連のニュース