明けた日曜午前の予選も、チャンピオンシップの主役2名がタイトルを獲得するために必要なことをすべてを敢行。Q1~Q3セッションのすべてで首位に立ったキスが、レース3で2024年のタイトルを獲得するのに最適な位置につける。

 そのまま圧倒的な走りで今シーズン17勝目を挙げた真紅のマンが、11周で5.5秒のリードを築き、今季のチャンピオンを確定させた。

「チームは本当によくやってくれた。シーズンの初めからとても強かったんだ、それは知っているだろう?」と自身6度目のタイトル獲得の感慨に浸るキス。

「シーズンの初めに11連勝を飾るなんて、本当に前例のないことだ。自分たちのパフォーマンスを本当に誇りに思っている」

 そして最終ヒートではふたたび“帝王の息子”と並んでスタートを切ったロドリゲスが「レースを完走するだけでクラスタイトル確定」という条件のなか、オープニングラップから果敢に首位争いを繰り広げる。

 しかしルーカスに集中しすぎた結果、後続に“ドアを開ける”結果となり、これを見逃さなかったハルムが一閃。ルーカスが新たな勝者となり、2位にハルム、3位サッシャ・レンツ(SLトラックスポーツ30/マン)のポディウムに。ロドリゲスはアントニオ・アルバセテ(Tスポーツ・ベルナウ/マン)にも抜かれてチェッカーフラッグで6位に終わったが、クロームタイトルを獲得するに充分だった。

「気分はいいよ。今シーズンはたくさん仕事をした気がする」と満足げなロドリゲス。「これは僕にとっても、チームにとっても、家族にとっても、本当にいいプレゼントだね」

 これで両部門のタイトルが早々に決したFIA ETRCの2024年シーズンは、続く10月5日~6日にスペイン・ハラマで最終戦を迎える。

日曜午前の予選も、チャンピオンシップの主役2名がタイトルを獲得するために必要なことをすべてを敢行
レース3で圧倒的な走りで今シーズン17勝目を挙げた真紅のMANが、11周で5.5秒のリードを築き、今年のチャンピオンを確定させた
最終ヒートでドアをこじ開けたシュテフィ・ハルムが2位表彰台を勝ち獲った
チェッカーフラッグで6位に終わったが、ホセ-エドゥアルド・ロドリゲスがクロームタイトルを獲得した

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