海外レース他 ニュース

投稿日: 2017.04.27 16:34
更新日: 2017.04.27 16:36

ストックカー・ブラジル:第2戦はゾンタ、ピッツォニアが相次ぎクラッシュの大暴れ


海外レース他 | ストックカー・ブラジル:第2戦はゾンタ、ピッツォニアが相次ぎクラッシュの大暴れ

「静かな勝利になったけど、セーフティカー導入でどうなることかと思ったよ。プラクティスのときにダメージを受けていたショックアブソーバーが不調をきたし始めていたし、なんとか勝ててよかった」とカミーロ。

 これでイピランガ・レーシングとカミーロはベロパーク通算6勝と、このトラックで無類の強さをみせている。

「もちろん、ここでまだまだレースが行われるわけだし、秘密を教えるわけにはいかないけど、このカテゴリーのドライバーはみんなセットアップで違いを生み出そうと苦心している。僕らの持っている“レシピ”は、ここで効果的に機能しているのは間違いないね」

 続くレース2もアクシデント多発で、ポジションがめまぐるしく入れ替わる展開に。そんななか、強豪シムド・レーシングのフェリペ・フラーガが、最初のピットストップでガブリエル・カサグランデを逆転し首位浮上。しかし、その直後にまたも重大アクシデントが発生する。

 1コーナーでバトルを演じていたピッツォニアと、RCMトゥカ・ロチェが接触し、アウト側のピッツォニアがコース外へ弾かれスピン。そのまま2コーナーを横切り3コーナー手前のレコードライン上でマシンはストップした。

レース中盤の多重クラッシュで引き金となった1号車アントニオ・ピッツォニアには次戦最後尾グリッド降格のペナルティ
レース中盤の多重クラッシュで引き金となった1号車アントニオ・ピッツォニアには次戦最後尾グリッド降格のペナルティ

 しかし、車列が途切れない状況のなか、再スタートを切ろうとしたピッツォニアに、レーシングスピードの12号車、フルタイム・アカデミーのルーカス・フォレスティが側面衝突。そこにフルタイム・チームのサテライト組2台も絡む多重クラッシュとなり、SCが出動。

ピッツォニアのマシンにTボーンクラッシュを喫したルーカス・フォレスティは足を負傷
ピッツォニアのマシンにTボーンクラッシュを喫したルーカス・フォレスティは足を負傷

 自力でマシンから脱出したフォレスティだが、足を負傷しており、メディカルチームによりすぐに救急搬送が行われた。

 このアクシデントに対し、スチュワードはピッツォニアにペナルティの判断を下し、次戦第3戦サンタクルスのレース1を最後尾グリッド降格の処分とした。

 結局レースは再開後もそのままのポジションでチェッカーとなり、優勝はフラーガ。2位にバルデノ・ブリトー、3位にマルコス・ゴメスが入った。

 一方、フルタイム・スポーツのエースであるルーベンス・バリチェロはレース1を7位。レース2を5位と、連続シングルフィニッシュで終えている。

レース2ポールスタートのフェリペ・フラーガは「SC導入で勝利を確信した」
レース2ポールスタートのフェリペ・フラーガは「SC導入で勝利を確信した」
ルーベンス・バリチェロは、これで選手権8位に浮上
ルーベンス・バリチェロは、これで選手権8位に浮上


関連のニュース