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投稿日: 2024.10.17 16:16
更新日: 2024.10.17 16:17

王者コステッキが2年連続予選最速から、貫禄のポール・トゥ・ウイン達成/RSC第10戦バサースト1000


海外レース他 | 王者コステッキが2年連続予選最速から、貫禄のポール・トゥ・ウイン達成/RSC第10戦バサースト1000

 そんななか、今季開幕からの序盤数戦を欠場する苦しい時期も過ごした王者コステッキが、最終的にキャメロン・ウォーターズ(ジェームス・モファット組/ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)を0.1310秒差で退け、昨季に続く2年連続のポールシッターに輝いた。

「最前列を奪えるかどうかはわからなかった。このトラックで走ったラップのなかでベストとは言えなかったが、マシンは週末ずっと素晴らしい状態だったね」と、過去3年間で2回の表彰台を経験するコステッキ。

「僕らは自分たちのことだけに集中していた。クルー全員が本当に一生懸命働いていたし、これ以上良いスタートはできない。明日に向けて集中したいし、トッド(・ヘイゼルウッド)と一緒に仕事をするのは素晴らしいよ。明日は長い1日だ。ミスを最小限に抑えて、どうなるか見てみよう」

 そう語ったふたりは、日曜の決勝スタートから盤石のレース展開を披露して首位のポジションを維持。フロントロウを分けていたウォーターズ/モファット組は遅れ、終盤にはやはり強豪T8陣営がリーダーを追う展開となる。

 さらにシュートアウトでクラッシュを喫していたペインが、今度は“The Cutting(ザ・カッティング)”でコースアウトしたためセーフティカー(SC)が発動。残り27周で最後のスプリント勝負が幕を開ける。

 しかしリスタートもこなしたコステッキが背後のフィーニーを抑え切り、このバトルに追随できないながらも、僚友ブラウン/パイ組が金曜の受難を乗り越える最後の表彰台スポットを確保。4位にウォーターズ/モファット組、そしてチャズ・モスタート(リー・ホールズワース組/ウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッド/フォード・マスタング)がトップ5を占める結果となった。

「正直、信じられない。このチームメンバーたちは週末ずっと素晴らしい仕事をしてくれた。僕たちのクルマが速いことはわかっていたが、最後のほうで充分なスピードを維持できなかった……とも感じていたんだ」と、シリーズが誇る『バサースト1000』初制覇の喜びを語ったコステッキ。

「ジョージ(・コミンズ/レースエンジニア)が最後まで調整してくれて、ブロック(・フィーニー)の前に立つことができた。チーム全員と(支援者の)Chiko(チコ)に心から感謝している。彼らはこのラウンドに参加し、間違いなく僕らをカバーしてくれたんだ」

「信じられないよ。僕の味方の皆、そして9号車、さらにもう1台のクルマのトム(・ムーア/レースエンジニア)にも感謝したい。信じられない……今はただ感激している!」

 この結果、表彰台を確保したブラウンが依然としてランキング首位を維持する2024年のRSC終盤戦。続く第11戦は、引き続き耐久フォーマットの『Gold Coast 500(ゴールドコースト500)』が10月25~27日に争われる。

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「正直、信じられない。このチームメンバーたちは週末ずっと素晴らしい仕事をしてくれた」と勝者コステッキ(左)


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