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投稿日: 2024.10.25 11:59
更新日: 2024.10.25 12:03

オフロード出身でNASCARエクスフィニティまで昇格した23歳のディーガンが、来季はインディNXT挑戦へ


海外レース他 | オフロード出身でNASCARエクスフィニティまで昇格した23歳のディーガンが、来季はインディNXT挑戦へ

「本当にクールよね。ブロック・ファミリーのキッズたちはオフロードのレースに出て、みんな素晴らしい子供たち。私たちはみんなここで楽しんでいて、最高に楽しい時間を過ごしてきた」と、北米モータースポーツ専門サイトの『RACER.com』に語ったヘイリー。

「私はUTVのレースが好きだし、Can-Ams(カンナム・バギー)は運転するのがとても楽しい。家でいつも運転しているから、ダートから離れているわけではないけれど、優秀な選手はつねに上位に上がる。つねに速い選手が数人いる。どのシリーズでもそうだと思う」と続けたヘイリー。

 そんな短いダート復帰に際し、同シリーズの最高峰カテゴリーでもある水素燃料電池スタック搭載の1080PS(800kW)、0-100km/h加速約1.4秒というフル電動ワンメイクEV『FC1-X』を用いた“グループE”クラスに対しては、こんな本音も明かしている。

「このシリーズもかなり競争が激しく、少なくとも1年はまったく来ていない私に対し、全員がすべてを把握している。父は(グループEに)数戦ほど出場したけれど、私は電気自動車には興味がないので、それをやりたいかどうかはわからない。それに、私はラリークロスカーには興味がなかったの。だって、それはいつも父の趣味だったから。興味を持ったことは一度もないし、私の得意分野でもないからね」

 そんな彼女はすぐさま、インディアナポリス・モータースピードウェイのロードコースで実施されたNXTのテストに初参加。従来のルーカス・オイル・オフロード・レーシング・シリーズ(LOORRS)を皮切りに、NASCAR K&Nプロシリーズ、そしてARCAメナード・シリーズなど、慣れ親しんだオフロードカーやストックカーとはまったく異なる、低くて軽く、パワフルなダラーラ製『IL15-AER』のハンドリングとダウンフォースを“ゼロ”から学ぶことに。同時にルーフやフェンダー、風防がなく、頭部保護デバイスのみの車両に「確かに奇妙ね」との感想を漏らした。

「ウインドウシールドがないのは違うと言えるわ。デイトナでレースをしているときはそんなことは考えない。その面では“頭がもげそう”な気がする(笑)。でも、これは間違いなく慣れなければならないこと。フロントスクリーンがなく、すべてを実際に感じることができるのはユニークよ」とシリーズ公式サイトに語ったヘイリー。

「この決断は私にとって簡単なものではなかったし、瞬間の素早い直感や思いつきでもない。このようなシリーズとクルマで成功するには何が必要かという計画を綿密に練り上げ、この形式のレースで成功するために必要なことをすべてやろうと、間違いなく全力を尽くしていくつもり」

「成功へのリソースは、トラックタイムやテストなど従来よりはるかに多くあり、シーズンが実際に始まる前に多くのテスト時間を費やすことができる。私が本当に惹かれたのは、彼らが持っているすべてのデータ、スロットル、ブレーキのトレースをすべて見ることができる点ね。それは私がこれまでアクセスしたことがなかった類のもので、頼りになるデータやリソースがたくさんある」

「それにドライバーがトレーニングやフィットネスの面で非常に熱心に取り組んでいるのを見るなど、身体的な観点からも私はそれが気に入っている。私の家族はモト側……つまり2輪の世界出身だから、それは非常に重要で、私にとってもつねにそうだったけれど、これまではそれが評価されていなかったようにも感じていた」

「目標は『トップ5、トップ10でフィニッシュする』なんてことになく、進歩にある。レースごとにつねに良くなること、ノートブックを作成することなどね。そしてクルマの技術的な側面、セットアップについて学ぶことよ」

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去る10月18日に開催された毎年恒例のクリス・グリフィス・テストでオープンホイールデビューを果たした
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「私が本当に惹かれたのは、彼らが持っているすべてのデータ、スロットル、ブレーキのトレースをすべて見ることができる点ね」とヘイリー
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ルーフやフェンダー、風防がなく、頭部保護デバイスのみの車両に「確かに奇妙ね」との感想を漏らした


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