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投稿日: 2024.10.31 17:30
更新日: 2024.10.31 16:43

22歳の新鋭がキャリア2勝目、メインレースは元“最年少王者”フラーガが快勝/SCB第10戦


海外レース他 | 22歳の新鋭がキャリア2勝目、メインレースは元“最年少王者”フラーガが快勝/SCB第10戦

 この予選で12番手としたルーカス・フォレスティ(A.マティス・フォーゲル/シボレー・クルーズ)が、インバーテッドグリッドルールの適用によりエリアスとフロントロウをシェアして土曜スプリントのスタートが切られると、オープニングラップの最終コーナーでは、そのマッサとチアゴ・カミーロ(イピランガ・レーシング/トヨタ・カローラ)が絡み、最下位に転落したチャンピオンシップリーダーは大きな痛手を被ることに。

 このアクシデント以外はほぼ完全にクリーンな展開となったレースは、首位攻防の4周目に同郷のフォレスティを仕留めたエリアスが、2位浮上のシリーズ3連覇記録を持つダニエル・セラ(ユーロファーマRC/シボレー・クルーズ)を抑え切り、2022年2月にインテルラゴスでゲスト参戦した際のスプリント以来となるトップチェッカーを受けた。

「本当にうれしいよ。クルマは信じられないほど素晴らしく、チーム全員に感謝したい。ここウルグアイで初めてのストックカー優勝者になれたことは特別な喜びだ。このトラックは本当に楽しかったし、もっと頻繁に戻ってきたいと思っている。ウルグアイは僕の心の中に永遠に残るだろうね」と勝者エリアス。

 明けた日曜午後13時40分開始となった50分間のメインレースは、ポール発進を決めた2016年チャンピオンが週末に利用可能な38回の“FUN PUSH”のうち35回を温存した戦略を活用。リカルド・マウリシオ(ユーロファーマRC/シボレー・クルーズ)や、セザール・ラモス(イピランガ・レーシング/トヨタ・カローラ)、そしてシリーズ5冠の“帝王”カカ・ブエノ(KTFスポーツ/シボレー・クルーズ)らが絡んだ事故でセーフティカーが発動した後も、リードラップを堅守していく。

 一方、ルーベンスの愛息ドゥドゥや、シーズン中盤にはポイントリーダーの座にも着いていた、若手有望株フェリペ・バプティスタ(クラウン・レーシング/トヨタ・カローラ)らとのバトルに巻き込まれたマッサは、22歳の新世代バプティスタとの接触や、自身のエラーによるコースオフでポジションが乱高下したものの、最後はライバルのトラブルにも助けられ4位チェッカーで選手権首位をキープする結果に。

 最終的に2位ドゥドゥ・バリチェロと、3位に王者ガブリエル・カサグランデ(A.マティス・フォーゲル/シボレー・クルーズ)を従えたフラーガが、盤石のポール・トゥ・ウインで待望の復活勝利を決めてみせた。

「実を言うと、とても平和だった」と開口一番に明かした勝者フラーガ。「典型的には完璧なピットストップで、大幅にギャップを構築することができたね。もちろん、ストックカーでは失敗したらすべてを失うので、最後までつねに緊張している。でも今日はスムーズなレースで、僕たちにとってすべてがうまくいったね」

 これでランキング首位を守ったマッサに対し、11点差で“2冠”王者カサグランデが追随。バプティスタが同13点差で追う展開となった2024年のSCBシリーズ。残るは2戦となり、続く第11戦は11月23〜24日にゴイアニアのアウトドローモ・インテルナシオナル・デ・アイルトン・セナで争われる。

22歳の新鋭がキャリア2勝目、メインレースは元“最年少王者”フェリペ・フラーガが快勝/SCB第10戦
23歳のドゥドゥ・バリチェロ(モービルエール・フルタイム/トヨタ・カローラ)も日曜メインで2位に入り、ランキングトップ5圏内に返り咲く
22歳の新鋭がキャリア2勝目、メインレースは元“最年少王者”フェリペ・フラーガが快勝/SCB第10戦
厳しい土曜を過ごしたマッサは、日曜の4位でポイントリーダーの座を堅守
22歳の新鋭がキャリア2勝目、メインレースは元“最年少王者”フェリペ・フラーガが快勝/SCB第10戦
ポールシッターのフラーガは、所属先のブラウ・モータースポーツとの最初の勝利を記録するとともに、キャリア通算20勝目に到達している
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「実を言うと、とても平和だった」と開口一番に明かした勝者フラーガ


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